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甲状腺ホルモンとは何でしょう?

そもそも甲状腺とは、体のどこにあって何をしているものなのでしょうか。
甲状腺は、首の前側、のど仏のすぐ下あたりにあります。大きさは縦に4センチくらいで、蝶が羽根を広げたような形をしています。甲状腺は血液中のヨードを利用して甲状腺ホルモンを作り、これを分泌している臓器ですが、このホルモンはごく微量で体に大きな影響を与える特徴があります。

それでは甲状腺ホルモンは、どのような働きをするのでしょうか?甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝を活発にする働きがあります。このホルモンの働きで描く栄養素や水分の代謝がうまく回ることができます。これは体を機械に例えると、甲状腺ホルモンは機械の潤滑油に相当します。子供にとっては、正常な身体、知能の発達のために必要なホルモンになります。
甲状腺ホルモンは脳の脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)によって分泌の調整がされています。

甲状腺機能を調整する

甲状腺ホルモンは微量で大きな生理作用を発揮します。このホルモンの働きを指揮している臓器は、脳の一部である脳下垂体という臓器です。
この脳下垂体からでる甲状腺刺激ホルモンの分泌が調整されていることを先に述べましたが、正常な状態では甲状腺ホルモンは少なくなると、この甲状腺刺激ホルモンが増加します。逆に甲状腺ホルモンが多高すぎると、甲状腺刺激ホルモンが減少して甲状腺の働きも低下します。
このうような甲状腺ホルモンの調整機能も逸脱して、甲状腺ホルモンの過剰分泌や減少が起こることがあります。

甲状腺が腫れる

最近、甲状腺(のど)が腫れることを訴える女性が増加していることをよく耳にします。風邪の症状(のどの違和感や鼻のむずむず)が1週間も続き、「何か変だなぁ」と訴えます。のどの腫れ、すなわち甲状腺の腫れには、大きく分けて「甲状腺ホルモンの分泌の過多」と「甲状腺ホルモン分泌の低下」の2種類があります。
「甲状腺ホルモン分泌の過多」の場合には、まず、動悸が激しくなり脈が速くなることがあります。そして、それに伴い、汗が多く出たり、微熱を出す人もあります。また、手足が震え、目つきが鋭くなり、眼球が飛び出す人もあります。いわゆるバセドウ病です。精神的にも常にイライラしていたり、落ち着きの無い動作を繰り返したりする場合もあります。
逆に「甲状腺ホルモン分泌低下」の場合には、物忘れがひどくなったり、言語障害を起こしたりという症状がまず出てきますが、さらに全身にむくみが現れることもあります。そして、精神的には無気力になり、眠気を感じるようになります。

機能バランスを整えるには!!
このような甲状腺ホルモンの過剰分泌や分泌の低下の原因は何なのでしょうか?
確かな原因は解明されていませんが、少なくとも、慢性的なストレスや精神的な脳内酸化的ストレスの影響は無視できないのが現状のようです。
酸化的ストレスによる生体ホルモン分泌の異常は、様々な病気の要因であることが分かっています。精神的な不安を感じると、このような甲状腺ホルモンの分泌が異常になる可能性があり、日頃からの調整を心掛ける必要があるかもしれません。
カルシウムやマグネシウムを多く含む物質や、脳内酸化的ストレスを抑制するβカロチンやフィトエンなどは、大切なホルモン調整物質である可能性が高いのです。
最近の研究によると、機能性のあるキノコ、例えばカワラタケ等は、脳内の甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌を調整することも評価されています。過剰に分泌される時は低下させ、低い時には多く分泌することが分かっています。このような甲状腺刺激ホルモンは、脳内のストレス状態に左右される可能性が高いため、日頃からのストレス抑制的に働くいくつかの植物性の機能性物質(フィトケミカル)を摂取しておいたほうが安心であることが報告されています。
機能異常がある諸症状を薬剤で改善することも必要ですが、このようなホルモン分泌異常の病気は大変厄介な病気です。日頃から栄養素や機能性物質を摂取するように心がけましょう。


THE ALGAEより

カワラタケについて知りたい方はご連絡ください。





Posted by ドナリエラ at 11:46健康・病気

脳の疲れ

2011年10月14日

疲れた脳に栄養を与えよう!!

疲れは「脳疲労」にあるガーン
私達は疲れていると「休めば治るもの」と考えがちです。しかし、体がだるくて動けない、集中力が低下した、やる気がでない、首や肩こりがつらい、ちょっとしたことが思い出せない・・・などの症状は休んでもなかなかとれません。翌日に持ち越した疲れが「脳」に蓄積することが最近の研究で明らかになってきたのです。
ずっと集中する作業を続けると、頭に血が上ったようなボーっとした状態になることがあります。あるいは、睡眠が続いた時などには、頭はほてったように感じることがあります。これは脳の温度が上がっているのです。なかなか疲れがとれない原因は、実はこの脳の温度と関係しているようです。私達の脳は活発に働いている時は温度を上げ、休んでいる時は温度を下げています。ところが、ストレスがたまる生活をしていると、脳の温度が上がったままの状態になり、脳の中が沸騰したままのヤカンのようにヒートアップしてしまっているのです。

脳の疲れと関係する神経物質びっくり

脳の温度がヒートアップ状態にあると脳は満足に休むことができなくなり、なかなか眠れなかったり、睡眠をとっても疲れがとれなかったりする状態に陥ってしまうのです。
脳の中には情報のやりとりをする時に『脳内神経物質」という物質が神経の回路を流れる仕組みがあります。代表的なものに「ドパーミン」「セロトニン」「ノルアドレナリン」「βーエンドルフィン」「GABA]の5つがあります。脳が正常に働くために必要な物質で、睡眠中の脳がクールダウンしている時に作られるのです。
ところが働く人達のほとんどが脳を毎日酷使しているので、大事な神経伝達物質を使いすぎてしまい、脳の温度が下げられず、これらの物質をつくることができません。
つまり、どんどん使われているにもかかわらず、生産が間に合わないのです。これが「脳に疲れ」といってもよいでしょう。脳が疲れている、つまり脳の働きがダウンした状態が続くと、頭が回らなくなって集中力や注意力が散漫になるだけでなく、自律神経やホルモン、免疫などをコントロールする機能の中枢である脳の視床部がダメージを受けてしまうのです。

女性は男性よりストレス(疲れ)を感じやすい!やべー

何故か男性より女性のほうがストレス性の症状が出て体調を崩しやすいのです。女性は男性よりストレスを感じやすくできているのです。
そのカギを握っているのが「セロトニン」という脳にある神経物質です。セロトニンには気持ちを安定させる、ほのぼの気分にさせる働きがありますが、この物質は男性より女性の方が低いのです。うつ症状はセロトニンが下がった状態の時に起こりますが、男性より女性にうつ病が多いのはこのためです。セロトニンは興奮を鎮めたり不快感を和らげたりします。女性はセロトニンが少ないので、ストレス(疲れ)が続くと、どんどんとセロトニンが消費され、分泌が追いつかなくなり、不安感やイライラなどを強く感じるようになるのです。
女性の生理前にセロトニンが減少するので、不安やイライラが伴うのも、この影響によります。このように、ストレス(疲れ)からの救世主であるセロトニンの恩恵を受けられないことが女性のウィークポイントになるのです。少しでもセトロニンを増やしたいのですが、さてどうしたら良いのでしょうか?

セロトニンおを増やそう!ぐー

脳内のホルモンの一種であるセロトニンは、気分がリラックスして安心した時に多く分泌されます。セロトニンが十分に分泌されていれば安定した精神状態がキープされ、ストレスをストレス(疲れ)と感じなくなります。さて、それではどのようにセロトニンを増やせばよいのでしょう。
様々な研究が行われていますが、その一つが一定のリズム運動の刺激を与えると増えることがわかっています。代表的なリズム運動を挙げると、短時間で息を吸って少し長い時間で息を吐く腹式呼吸が良いといわれています。また、咀しゃく運動を毎日行うと良いといわれています。しかし、毎日続けることはストレス(疲れ)が過剰な場合には、なかなかできるものではありません。さらなる研究によって植物性の機能成分でセロトニンが増えることが分かってきました。これは厳しい環境に育つ微細藻類に含まれるタンパク質が、この作用を持つことが分かってきたのです。毎日摂取し、腹式呼吸や咀しゃく運動の組み合わせをすれば、もっともっとストレス性の脳疲労を防ぎ、またうつ状態や脳の変性疾患(認知証など)を防ぐこともできるのでは?さらなる研究が期待されます。

健康の輪新聞より

Posted by ドナリエラ at 12:05Comments(0)健康・病気

血液の病気

2011年08月14日

どんな状態を血液の病気と言うのか・・

血液は血しょうと呼ばれる液体の中に、赤血球、白血球、血小板などが浮遊している。さらに、血しょうの中では、塩類(電解質)やアルブミンなどのタンパク質が溶けて構成されている。
赤血球は酸素を運搬し、二酸化炭素を全身から回収する働きを、白血球は体を感染から守る働きをしている。血小板は血液の凝固に関わっている。血しょう中のタンパク質は他にもウイルスや細菌、がんなどから体を守る働きもしている。そのため、これら血球やタンパク質のどれにも異常があってはいけない。それはそれぞれの量が多かったり少なかったりすることで、血液疾患があることが分かる。
















具体的な血液疾患は?

最も身近な疾患としては、貧血が挙げられるだろう。これは、赤血球やヘモグロビン(赤血球中のタンパク質)の量が少ない状態を指す。一口に貧血を言ってもさまざまあり、大きく、赤血球の生産不足、赤血球の過剰な破壊、大量に出血に分類される。大量出血には事故による場合もあるが、多くは消化管や尿路などの異常で出血している。
また、止血がうまくいかない疾患もある。例えば、血小板減少症になると皮膚の内出血が見られたり、軽くぶつけただけでもあおあざになったり、出血が止まらなくなることもある。
血友病といった遺伝的な要素が大きい出血性の病気もある。白血球が少ない白血球減少症は感染症にかかりやすくなり、反対に量が多い白血球増加症は白血球が多い原因を見つける必要がある。白血球は、がん化することがあり、それを白血病と呼んでいる。原因は分かっていないが、放射線照射や化学療法ではリスクが高まるとも言われている。














加齢の影響を少しでも予防するために!!

年をとると共に、血液や骨髄の成分に変化が起きる。また、血液が流れる血管や心臓にも影響があり、心臓肥大、動脈や細動脈の壁が厚くなり弾力が無くなるなどの影響も起こる。そのため、運動中は大量に血液を送り出すことができなくなったり、血圧が高くなったりするため、注意が必要になる。加齢による変化を予防するためには、運動が効果的。全身の筋肉を維持するように血管系の筋力を鍛えて、若々しい心臓を血管で血液を送り出し、元気な老後を過ごしたいですね。

参考/健康の輪新聞



Posted by ドナリエラ at 11:00Comments(0)健康・病気
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